震災から早くも2ヶ月半の月日が過ぎようとしています。
私の自宅も、地元大工さんが直してくれ、昨日やっと住めるようになりました。
自宅のリビングでくつろげる。自宅のテーブルでご飯を食べれる。
そんな時間が非常に嬉しく、ありがたく思います。
震災から時間が今までを辿ると、いまだに夢を見ていたのではないかと感じる時が
多々ございます。しかし、沿岸部、そして避難所を訪れてみるとやはり事実なのだと
思い知らされる毎日でございます。
震災直後から、今に至るまで、毎日お客様、お取引様からの励ましの電話、応援の
メッセージを頂いております。
その度に、一同勇気をいただき明日への希望と更なる飛躍への活力をいただいております。
創業から100余年の中で、こんなにも当蔵元を愛してくださっておられる皆様にめぐり合え、
そして支えていただいている事に、皆幸せとありがたさを感じ過ごしている毎日です。
心より感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
皆様の応援のお陰で逸早く立ち上がり再開できた地元蔵元として、皆様からいただいた応援の
お言葉の数々に何か恩返しができないか私なりに考えてまいりました。
そして、沢山の応援をいただき立ち上がれた私たちは、
次に応援支援する人にならなければなりません。
皆様からご頂戴いたしましたお言葉を一つのバトンにし、「応援飯PROJECT」(鈴木さん命名)
という形で、東松島、塩釜の避難所で炊き出しを実施させていただきます。
炊き出しでは、料理演出で活躍されるフードコーディネーターの鈴木理檜さんはじめ、
清水さんが東京から宮城入りされ終日ご一緒させていただくことになりました。
またフクイのカレーのフクイさん、料理研究家の高井さん、アメリカの方からも応援いただいております。
我が地元、加美町では炊き出しの旨を伝えると、大型炊き出し機材を無償で貸し出してくださいました。
そして、震災後から今に至るまで頂いた皆々様からの沢山の応援のお言葉がございます。
皆さんからご頂戴いたしました想いを、バトンにし繋げさせて頂きます。
今後、当蔵元では継続的支援に向けて出来る限りの活動をしていきます。
それが、皆様からいただいた応援への恩返しであり、地元蔵元としての使命と考えています。
我々にできることは微力かもしれませんが、微力ながらも続けることが大切と思い頑張ります。
地元あっての私達。地元に今出来る事を・・・。
[詳細]
5/24(火)東松島市 大潮市民センター
5/25(水)塩釜市 塩釜公民館
にて炊き出しさせていただきます。
栄養価の高いものが食べたいとのご要望でしたので、
鈴木さん考案の味噌カレーと高井さんお手製の粽を提供させていただきます。
そして、皆様からいただきました応援の想いを一つのバトンとし渡させていただきます。
ご報告上、大変申し訳ございませんが、避難所の皆様の心情を考え、
避難所の様子や、炊き出しの画像等を撮影するのを差し控えさせていただきます。
実施のご報告は、料理の画像、実施者の私達のみの画像、ブログという形でご報告させていただきます。
皆様の応援と想いを美味しい料理にし、明日からお届けさせていただきます。
感謝。
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